ギターの塗装と長雨の湿気。

秋雨・・・


長い・・・


長雨・・・


洗濯・・・


洗濯が~・・・とつぶやく私、吉田”鉄弦”ジローです。


梅雨の時期、秋雨の時期、特に気になるのはギターに対する湿気の影響です。


ギターが湿気るとどうなるのか?


①ネックが反る。


②音が湿気てる気がする。


ネック反りは内蔵されているトラスロッドで直せる範囲なら問題ないのですが、


ねじれると目も当てられません。


音が湿気る・・・これは気分もあるでしょうが、どうなんでしょうか?


この時期、一番気に掛かるのは、雨上がりの井の頭公園の橋の上で真夜中に


弾き語り(練習?)している人の・・・ギターです。


絶対湿気るよね!絶対ネック反るよね!弦錆びるよね!


良い事ないよね!


止めたほうが良いよ・・・


でね、


ギターの塗装について話しをします。


①高級ギター(30万前後)は大体ニトロセルロースラッカー。


②良さげなギター(20万前後)ウレタン。


③まあまあなギター(10万前後もしくは以下)ポリエステル。


オイルフィニッシュとニス系は除きます。(あんまり見かけないので。)


私としては、ラッカー信者なのですが、最近は高級ギターにもウレタンが使われています。


薄く皮膜を作る技術が確立されたようで、ラッカーと同等のサウンドが出せるようです。


おそらく湿気にも強い。ラッカーはたぶん弱い。


乾燥した場所(カリフォルニアとか)でウレタン塗装されて日本に輸入されれば、


ほぼカラッとしたサウンドを維持できるような気がしますが。


ただ、ラッカーのように経年変化は期待できないですね~。


やはり、使っているうちにボロボロになって年季が入ったギターを持って、


「俺、弾いてるぜ~」的なオーラを出したいですしね。


ポリエステルですが、これはちょっと・・・


えてして分厚いし、サウンドを殺しているような気がしてなりません。


かと言って、そうそう高いギターばっかり買えませんしね。


ただ、湿気には強そうです。


ラッカー塗装のギターでも、下地がウレタン・・・なんてのも多いですしね。


まあ、いい音が鳴れば塗装は何でも良いのです。


何故ラッカーが高くつくかというと、ただただ手間と時間が掛かるからです。


要は人件費。


ポリエステルが一番手間が掛からないので、コストダウンができるわけです。


で、


ギターの保管方法ですが、乾燥剤とか使わないほうが良いと思います。


シリカゲルとか、めっちゃ湿気吸いますよ。


センベイを乾燥剤の入った袋から出して1時間もすると湿気るでしょ?


ギターだって同じです。


乾燥→湿気→乾燥→湿気・・・繰り返したら・・・なんか怖いです。


私は自然に任せています。


常にギターの状態をチェックして、微調整なり、弾いて乾かすなりしています。


湿度調整できるギター部屋でもあれば良いのですがね。


結論。


湿気は気にするな!


なるようになる!


頑張っていい値段のギターを買ってみよう!


違いのわかる男(女)になりましょう。


以上、ギターはほぼ放置プレイの鉄弦でした。


それではレッスンでお会いいたしましょう。