ちまたではクラプトンの映画が公開されています。
もうご覧になられましたか?
私は見る予定はありません(笑)
マイルスやジミの映画も見ていませんし。
まあ見たいものが増えていって、今後の楽しみに取っておくといった感じでしょうか。
さて、私のクラプトン遍歴について本題に入りましょう。
昔3大ギタリストと呼ばれていたのが、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン。
一応全員聞いてはいたのですが、一番ハマったのがリッチー・ブラックモアでした。
・・・
今となってはジェフ・ベック好きと名乗ってはいますが、当時はレインボーにハマってましたね。
というわけで、実はクラプトンには一切触れていなかった当時の私でした。
では何故クラプトンについて書いているかというと、ブルースが関係しています。
アドリブを弾くにはブルースを学べと、当時の師匠に貰った音源がクラプトンとペイジがブルースを演奏しているレコードでした。
恐らく当時は輸入版しかなかったはずですから、そんな情報は現場でしか手に入らなかったのです。
そこからですね。
私のクラプトン遍歴は。
年代別に興味の深さをまとめると・・・
クリーム結成前・・・興味あり。
クリーム結成時・・・一切聞かず。
70年代レイドバック期・・・聞いてた。コピーもした。
80年代ミッドブーストでポップ期・・・MTVで勝手に流れてた。ここがリアルに体験した頃です。
90年代アンプラグド期・・・車でCD掛けっぱなし。
最近・・・YOU TUBEで見る感じ。
いやあ、時代を感じますね。カセットテープからYOU TUBEですよ・・・
クリームは一切聞かなかったですね。コピーもしなかったですしね。
マイナーペンタとメジャーペンタを交互に行きかう弾きまくりな感じと、335の音が気に入らなかったのです。
あのウーマントーンと呼ばれるこもった音も好きではありませんでした。
70年代以降のストラトのクリーンサウンドで曲調もJJケイルのように落ち着いたサウンドになってからのフレーズは
コピーしましたね。
ハーフトーンについて学んだのもこの頃のサウンドからです。
そしてこの頃から”枯れたサウンド””レイドバック”などと、まだ若いのにジジイ扱いされるようになりましたね。
その反発でしょうか?80年代に入るとストラトのミッドブーストを効かしたディストーションサウンドで
弾きまくるようになり、曲調もよりポップなものへと進化していきます。
アンプラグド期以降はもともと源流であったブルースに回帰し、アコースティックギターの売り上げに貢献したのは疑いな無いところです。
そして現在。
やっと本人が当時のレッテル、”枯れたサウンド””レイドバック”に追いついてきました。
いや、言葉のほうが追いついてきたのかもしれません。
いずれにせよ、そのサウンドや作品で人生をギターを通して全てさらけ出し表現したエリック・クラプトン。
その足跡に尊敬の念を禁じえません。
クラプトンについて詳しく知りたい方は、映画など見ずに過去の全ての作品を年代をさかのぼって
全て聞いてみることをお勧めいたします。
そこにはクラプトン自身の歓喜や苦悩、解放された心など、彼の人生が全て詰まっていますから。
*年代など記述に思い違いがあるかもしれませんが、もし間違ってたら許してください。