もう梅も咲いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
そうです。
私がそうなんです。
さて、皆様におきましては鉄弦ブランドのギターをご愛用いただき、誠にありがとうございます。
手元のギターが少なくなると嬉しくもあり寂しくもあります。
そこで今回は自分用として製作しました。
スペック
ボディ・・・ワーモス ビンテージストラトモデル スワンプアッシュボディ
ネック・・・ワーモス CBSストラトモデル フレイムメープル フレイムメープル指板
ハードウエア・・・Wilkinson
ピックアップ・・・トーン・エンポリアム 手巻きピックアップTE20
今回の製作意図は、CBS時代のストラトを再現する事です。
デカヘッド、アッシュボディ、雑な仕上げ、荒々しい音。
雑な仕上げ…には自信がありますが、問題は塗装をどうするかでした。
ラッカー仕上げも良いのですが、あれって防毒マスクをしていても結構肝臓にダメージを受けて
しんどくなるのです。
で、今回はオイルフィニッシュ少々、ジェルカラーニス仕上げにしました。
このホワイトは油絵の具をワトコオイルに混ぜて下地を整え、その上から油絵の具を混ぜたジェルカラーニスを数回重ね塗り、
乾燥後1200番のペーパーで磨いてから、ジェルカラーニスのクリアを2回ほど塗り重ねました。
結構テカテカと光っています。
この方式だと、サンディングシーラーという表面を鏡面仕上げにするための下塗り工程を無くす事が出来、
なおかつラッカー塗装をしなくてもいいので、仕上がりも早いし養生や片付けも簡単に済みます。
まあ油性ニスなんで臭い事は臭いですが、耐えられないほどではありません。
音はどうかというと、何の問題もありません。
傷には弱いですが、手早くレリックにしたい人には打って付けでしょう。
*ジェルカラーニスにはウレタン樹脂が入っているので、オイルフィニッシュではありません。
ウレタンといっても極薄塗装幕なので、音には何の影響もないでしょう。
昔持っていたCBSストラトもネックポケットとネックの面があっていなかったのですが、
なんとこれもそうでした。
ワーモスでこれはありえない。
偶然としか思えず、ワーモスがこちらの意図を察知してわざとずらしたのかも知れません。
んな訳ないか。
ま、この偶然が最高でした。
このフレイムメイプル、結構凄くないですか?
いわゆる虎目と言われていますが、音には関係ないのです。
ひょっとしたら悪いほうに影響があるかもしれません。
見た目で選んだので音が悪いのは覚悟してましたが、大丈夫でした。
ネックだけはラッカー塗装です。
虎目が引き立ちますからね~。
とまあ、サクサクと作業して完成したわけですが、一番気を使うのが最後の調整なんです。
特にナットの高さ調整とフレットの刷り合わせに一番気を使います。
なんせ、ここで楽器の良し悪しのほとんどが決まるのですから。
本来ならプロの任せたいところですが、いろいろ試行錯誤しながら自分でやっています。
そして今回も大成功!
今度は販売しませんよ~。
絶対売りませんよ~。
もし売るなら10万です。
絶対に負けません。
手言うか売りません。
押すなよ~
押すなよ~
押せよ!
方式かもしれませんね。