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ギターは弾かなきゃ音が出ない!(キッパリ)

ギターが上手くなりたい!

 

上達したい!

 

どうすればいいですか?

 

・・・

 

と、常々相談されます。

 

そりゃそうだ。ここは素晴らしくも素晴らしいギターレッスンジムですからね~。

 

 

世の中には、「こうすれば上手くなる!」「短期間ギター上達法」などのユーチューバーやサイトその他商材があふれかえっています。

 

実際探してみると、その情報の多さに疲れてしまいます。

 

そう!現在の状況と同じです。

 

「マスクが~!」「紙が~!」「くしゃみが~!」

 

正解が全く見えないデマを含んだ情報ばかりを耳にする事が本当に疲れます。

 

情報は自分で探索し、真実を見極め取捨選択することが大事です。

 

が、皆必ずしもそうではありません。大半の方は情報を鵜呑みにするでしょう?

 

鵜呑みですよ、鵜呑み。

 

人間なのに。

 

大した情報が手に入らなくても、冷静に分析すれば正解が解るはずです。

 

落ち着いて行きや。ほんま。

 

 

さて本題です。

 

ギター上達法について。

 

はっきり言います。

 

万人全ての人がその上達度合いに納得する様な単一の練習方法など存在しません。

 

”これだけでOK !”そんなものはウソとは言いませんが、特定の人にしか効果がありません。

 

私はこの事については一貫して言い続けています。

 

 

少し私の昔話をしましょう。

 

それはまだピチピチの20代の頃でした。

 

ハードロックを基礎として練習してきた私にとって、ポップスやギターの生音で演奏するベンチャーズのような音楽は未知の存在でした。

 

しかし世の中はそういった普通の音楽を求めていました。当然私も普通のギターを弾かなければいけない状況です。

 

様々な練習方法を試し、常に練習し続けましたが中々納得がいきません。

 

ついにはお客さんに「へた」と言われてしまいます。

 

記憶には前後するのですが、確かそんな頃です。

 

一人のギタリストに出会います。CDやTVですけどね。

 

寺内タケシ。

 

日本で初めてエレキギターを作ったと自称されており、そのギターに対する姿勢には定評があります。

 

 

その方の持論が「ギターは弾かなきゃ音が出ない。」でした。

 

その言葉を聞いたとき私の脳天に稲妻が落ち、サバンナをインパラ群が走り抜け、激辛ラーメンを口にした。そんな衝撃を受けました。

 

(かなり脚色していますが)

 

なんでこんな当たり前のことが判らなかったんだ!

 

言っていることは至極当然当たり前すぎる事なのに!

 

迷ってるなら弾け。

 

悩んでるなら弾け。

 

焦ってるなら弾け。

 

時間が無いなら弾け。

 

とにかく弾け。

 

弾き続ければ答えが出る。

 

それだけの事だったんです。

 

その後の私は自分のスタイルを確立し、どう練習すればよいかを理解出来ました。

 

そして、「あいつのギター良いよな」と言われるようになりました。

 

 

皆さん、もう解りましたか?

 

万人全てが上達を納得する究極のギター練習法とは、「ギターは弾かなきゃ音が出ない。」

 

これだったんですよ。

 

無心にただ弾くんです。無欲に弾くんです。ただ弾くんです。

 

アコギ・エレキ・ジャンルを問わず、弾き続ければ自分に足りないものや不要なものが解ってくるんです。

 

足りないものが解れば情報を入手しやすくなりますよね。

 

不要なものが解れば情報はシャットダウンできますよね。

 

そうです。簡単な事だったんですよ。

 

 

最後に・・・

 

その御大はその後こうおっしゃいました。

 

 

「未だにギターの事は解かんねえよ」

 

 

それではレッスンでお会いいたしましょう。