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ターナー・ミルクペイントでギターの塗装は可能か?

コロナで暇で手持無沙汰なもんでギター作ってます。

 

このままではジェイズギタージムは解散です。

 

最高で至高でもある技術とそれぞれの人格に合った伝える技術が廃れていく・・・

 

まあそれも時の流れですね。

 

その時が来たらまたお知らせします。

 

さて、ここからが今回の本題です。

 

「ターナー・ミルクペイントでギターの塗装は可能か?」

 

です。

 

ミルクペイントとは?

 

ミルクを主成分としたアンティークでミルキーな感じの水性塗料です。

 

手軽に刷毛などで塗れるのと、水に溶けるので薄めたり塗りなおしたりと結構お手軽な塗料です。

 

まあ、まずギターには使いませんね。

 

え?

 

だって水性ですから。

 

ギターの木材って水分含有度が8%くらいに乾燥させているのですよ。

そこに水って・・・

 

がしかし。

 

市販のラッカー塗料にはない色があるのが魅力のミルクペイントですから、どうしても使いたいわけですよ。

 

ではどうやって使うのか?

ジャジャ~ン。

 

アサヒペン ジェルカラーニス。

 

そう。こいつを先に塗っておくのですよ。

 

こいつはオイルにウレタン成分が含まれていて、木部表面化にオイルと共にウレタン成分が浸透し

オイルが揮発することにより残ったウレタン成分が膜を作るというものになっています。

 

という事は・・・

 

ミルクペイントの水分が木部に浸み込まないので、木目が膨れ上がったり湿気ったりしないという事なんですよ。

 

オイルの上に水性?

 

え~?

 

という方もいらっしゃるでしょう。

 

オイルは揮発しています。

 

ただ木部に密着はしないので剝がれやすくはなります。

 

ピ~ン!

 

そ!

 

そこが狙いなのですよ。

 

いまやフェンダーまでもが”レリック”といってボロボロのギターを新品として売る時代。

 

ミルクペイントを使えば簡単にレリックが出来るのです。

 

 

では塗装方法です。

 

①ジェルカラーニスを布かティッシュで塗りこむ。(2回ほど)

 

②24時間後にミルクペイントを塗る。スポンジハケが便利です。

 

③下地が見えなくなるまで塗り重ねたら、凸凹を取るために水研ぎをする。(1000番くらいの耐水ペーパー)

 

ミルクペイントは水に溶けますから、水研ぎするとヌルヌルしてきますが大丈夫。

その内綺麗な平面が出来ます。

 

木部が見えてしまったらそのポイントだけ塗りなおしです。

 

④十分乾燥したら、アクリルかニトロセルロースラッカーで仕上げます。

面倒な方はジェルカラーニスを何度か薄く塗り上げて出来上がりです。

 

今回私が作ったギターにはラッカーを塗っていませんが、最終的にはラッカーで仕上げる予定です。

 

ミルクペイントはラッカーで溶けます。

 

2回ぐらいの吹付で全体が解けてラッカーと一体になりますので、逆に言えば強固な被膜が出来る事にもなります。

 

その上から数回吹き付けて水研ぎ・バフ掛けすれば素晴らしいものになります。

 

完成したらカッターなどで任意の場所をパリパリと剥がせばレリック使用の出来上がりです。

 

先程の話で木部にはウレタンで膜を作っているのでミルクペイントは密着していませんからね。

 

 

で。肝心の音はどうか?

 

全然オーケー。

 

全く問題なし。

 

ラッカーで上塗りすればまた違った音になるでしょうが、これはこれでありかな。

 

 

という訳で、ミルクペイントでギターは作れます。

 

 

ではみなさま。

 

レッスンでお会いいたしましょう。

 

 

 

 

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