不定期連載「ギタリスト列伝」の第5弾。
今回は・・・
ジミ・ヘンドリックスだ!
もうね、ギター始めたころから言われ続けてきましたよ。
「ジミを聴け」
「ジミを聴いたか」
「ジミのマネはするな」
「お前ごときがジミを語るな」
それだけ言われればねぇ。
聴きますよ。
私が選んだアルバムは”In The West”です。
ジミの数ある名盤を押しのけて一番好きなアルバムです。
なんせ生々しいし音もすごく良いんです。
選曲も意外性があって素晴らしい。
1曲目の"Johnny B goode"を聴いてぶっ飛びました。
早速レコードを聴きながら(レコードですよ!)コピーしてみると・・・
後半のソロがなんじゃこらってなりまして、もう訳が分からん。
当時はネットもないし、こんなマイナーなアルバムの楽譜もないしでお手上げでした。
そんなこんなで数十年経った頃、どこがでチャーが・・・
「あそこ歯で弾いてるんだよね~」って。
うそ~!?
歯であんなに弾けるの?
当然マネしますわな。
・・・欠けるわ!
歯が欠けるわ!
で、歯で弾くのは諦めました。
まあ、歯で弾かなくても元々凄すぎるんですけどね。
ジミの何が凄いのか?
みんなジミヘン凄いって言うけど何が?
ってお思いの皆様。
説明しましょう。
ジミが現役当時はストラトでファズを使い、トレモロアームで爆弾の音を再現する人なんて皆無だったんですよ。
そう、ジミが先駆者だったんです。
あの世界三大ギタリストと言われるようになる若かりし三人、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックも
ジミのイギリス遠征ライブを見てぶっ飛んだそうです。
ジェフ・ベック辺りはファズやフィードバック奏法をやっていたはずですがね。
お解かりでしょうか?
ジミがいなければ、現在のロックは無かったかもしれないのです。
だから凄いのです。
プレイも未だに神格化されるほど凄すぎるのですがね。
Little Wingを弾いてみた
そんなジミの名曲の一つ"Little Wing"を弾いてみました。
これはアルバム「In The West」のバージョンを参考にしています。
ジミっぽく弾こうとしてみるのですが、手のデカさが違うので自分なりの弾き方にしてみました。
あらためてジミの凄さが分かります。
皆さんも弾いてみてください。
きっとその凄さが分かる事でしょう。
ちなみにこのギターは自作の”弦鬼Genki”オイルフィニッシュギターです。
今回はジミ・ヘンドリックスを取り上げました。
お楽しみいただけましたでしょうか?
自分が影響を受けた順に紹介していますので、しばらくはロックギタリストが続くと思います。
それでは次回もお楽しみに!
てつげん