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ビブラートの真実。

1年無事に過ごせた事に感謝しながらコタツで食べる年越しそば。

 

国民的歌番組にはド派手に着飾った演歌の大御所がその人生の長寿を願うように

 

ロングトーンを余裕の表情で歌い上げる。

 

最後には俗に言う演歌ビブラートで万来の拍手を待つ。 

 

 

 

近頃はテレビでも演歌が流れることが無くなって来た今日この頃、

 

ビブラートがR&Bのフェイクにその存在を奪われたような感じがしています。

 

 

前置きが長くなりましたが、ビブラートとは音を振るわす事を言います。

 

ディストーションで伸ばした音にビブラートを掛ける事によって、より音の減衰時間が伸びて

 

「この人ギターが上手だね~」と褒められる事うけあいです。

 

 

ではビブラートの方法はご存知でしょうか?

 

 

「指を上下に揺らせばええねん」

 

 

違います。

 

 

もし貴方がプロレスラーで、リングインした時に自分を鼓舞するためにロープを揺らすとします。

 

まず自分のほうに引っ張りますね?その後はどうしますか?押しますか?

 

そしてまた引っ張りますか?

 

それだと体がぐらぐらしませんか?あくまでイメージですよ。

 

引っ張ったものを元に戻すと力が抜けますよね?そして押します。

 

で、また引っ張ります。これを弦に置き換えてみてください。

 

 

通常の弦の位置を0ポイントとしましょう。

 

まったく指に力が入っていない状態です。

 

上に押し上げるのを+1ポイント、下に下げるのを-1ポイントとしましょう。

 

上下に弦を揺らすと必ず0ポイントを通るので、先ほどのリングのロープの様に力が一度抜けてしまいます。

 

上下に揺らして音が伸びているように思うのは実はフレットノイズなのです。

 

実際の音は途切れています。

 

 

ではどうすればいいのか?

 

 

 

0ポイントに戻さない。これだけです。

 

 

 

とは言っても上げっぱなしだと音がシャープしてしまいますので元に戻さなければならないのですが、

 

完全には戻さずにギリギリ0ポイントに近づけます。

 

そしてまた少し上げます。

 

方向は上でも下でも同じですが、どちらか一方向にしましょう。

 

この方法だと力が抜けないままに弦を揺らすことが出来ます。

 

 

 

そして正しいビブラートには副産物があります。

 

それは倍音が出ることです。

 

実音がフェイドアウトするのとは入れ替わりに倍音がフェイドインしてきます。

 

ここに魂を感じるのです。感動を生むのです。

 

 

倍音が出ると実音がより複雑でふくよかな響きとなり、空気を感じさせることで臨場感も増します。

 

 

 

これがビブラートの真実ですが、注意点があります。

 

いわゆる「ちりめんビブラート」に気をつけてください。

 

ちりめんとは細かい事言います。

 

揺らすスピードが速すぎると実音がすぐに消えてしまいます。

 

 

もう一つは不規則なスピードです。

 

ゆっくりと均一なスピードで練習するのですが、最初はどんどん早くなって最後には我慢できずに

 

ちりめんビブラートになってしまいます。

 

 

 

お勧めの練習方法は6弦の3フレットを中指で下に引っ張る方法です。

 

0ポイントに戻さないように少々シャープ気味で練習するとコツがつかめます。

 

 

ビブラートの真髄を知りたければ、大御所演歌歌手のビブラートを真似てみてください。

 

 

ビブラートを極めれば、貴方のギターのポテンシャルをもっと引き出すことが出来ます。

 

 

 

さあ、ビブろうぜ!

 

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